こだわり
- 志学の杜
- 2025年7月18日
- 読了時間: 3分
授業準備には、ものすごく時間をかけています。
特に、国語の授業については、かなりこだわりを持って準備します。
一番こだわるところは、素材選びです。
説明文や随筆なら論旨が明快、きちんとしているもの、小説ですと筋道がしっかりとしていて、心情の読み取りで考えさせることができるもの、です。
加えて、生徒さんが読んでできるだけ心に残るものを選んでいます。
先日の中1は「月の輪熊」を用いました。
小学校の国語の教科書でも出てくるのですが、この地域では採択されていない教科書であったのと、最後の場面が教材としては非常に良い、と思うので用いました。
そして、何と言っても、生徒さんに読んでほしい名作ですよね。
(ただ、このタイミングで「月の輪熊」をチョイスすることに、少々のためらいはありましたが・・・。)
ところで、塾の授業は、問題解かせて説明するだけだろう、と思われている方が多いようです。
もちろん、そういう形式の時もあるのですが、国語読解の授業とか、他教科でも新しい内容を学習するときは、かなりの準備をして、授業の進め方を検討して、時には昼間に授業の練習をして、本番に臨みます。
だからというわけではないですが、授業の安易な欠席や無断欠席は避けてほしいなと思っています。
また、最近はすぐに「休むので振替お願いします」と言われるのですが、もう一度、といわれてもけっこう大変です。変なたとえですが、授業に臨む姿勢は、アーティストさんがコンサートに臨むのに近いものがあります。それを、「行けないので別時間にもう一度歌って」といわれてもなかなかきついのではないでしょうか。
そんなわけで、生徒の皆さん、お家の皆さんには授業を大事にしていただきたいなと思っております。
余談ですが、昔はテレビで「まんが日本昔ばなし」とか「ハウス子ども名作劇場」とかやっていました。
子どもたちに名作や、良いものを提供することはとても大事なんじゃないかなと強く思っています。
「フランダースの犬」を見て涙を流すという体験、「赤毛のアン」の絵柄の美しさ、テーマ音楽の素晴らしさに感動したという体験は多くの方が持ったと思います。それがその後の進路に影響を与えた、という話も聞きました。
最近は、子どもさんが名作に触れる機会が減っているように思われます。
塾教材を見ていても、「入試でよく出てくるから」ということで素材として選ばれていることが多いようです。まあ、それも大事なことなのですが。
でも、名作・名文に触れることは、それ以上の力があると思っています。
そんな思いが強くあるので、国語読解の素材選びと授業には、今後もこだわりを持っていきたいと思っています。




