共通テストになって、英語の難化が話題になったせいか、「まずは英語をしっかり」という話になりがちです。もちろんそうなのですが、全教科を見渡してみて、一番大切なのは処理能力を上げること、つまり、計算力と読解力、思考力の向上なのでは、と強く思っています。
ここでいう思考力とは「この問題はどうやったら解けるだろうか」と問題に取り組む前に作戦を立てる力、と言い換えてもいいと思います。
では、小中学生のうちに何をすべきか。
何といっても質の良い算数の図形・文章題に触れておくこと。
すぐに答えが出てくるようなドリル的なものではなくて、図や表を書いて数値を整理して、そこから式をたてるというような文章題や、工夫をすることで求めることができる図形の問題に丁寧に当たることです。
あとは、中学生のうちに、「努力の達人」になるようにすることです。
公立中学の生徒さんは、高校受験を通じて「努力の達人」になる経験を踏んでおくこと、これは3年後の大学受験に向けて大きな財産となります。
現に、ウチの高校生の塾生さんを見ていても、中学の時から志学の杜に通っていて、高校受験で努力の達人になった経験をした生徒さんは、やはり大学受験でも強いです。
特に、自習の習慣がついた生徒さんは強いです。