私は昭和の時代に学生時代を送りましたので、今思い返せばなかなか過激なエピソードもいくつかありました。
その中で、部活での掟のような言葉で「先生や先輩に言われたことには、ハイかイエスか喜んで、で答えること」というのがありました。
要は、上のものの指示に対しては絶対服従、ということです。
なかなか、いや、かなりブラックです。
ただ、当時はブラックとは思うこともなく、また、理不尽なことを言われたこともなかったので、そんなに苦にすることもなく、「ああ、そうなんだよね」ということで、日々を送っていました。
ところが、あれから40年近くたって、この言葉の意味がなんとなく分かってきたような気がするのです。
それは、「言われたことはまずやってみる、それが一番の上達法であり、成功への近道だということ」です。
さすがに時代は令和、昭和のノリで「返事はハイかイエス、喜んでで答えなさい」なんて塾で言ったら大炎上、というご時世、口が裂けてもこういうことは申し上げませんが、ただ、言われたことに対しての反応が早い、すぐ行動する人は成績も伸びている、受験の結果もよい。これは紛れもない事実だったりします。
それに対して、なかなか行動しない、「考えてみます」と返答する子はやはりそれなりの結果しか出せない、ましては「それってしないといけないんですか」とか「僕はこう思うんですけと」と自説に固持する人に至っては毎年残念な結果しか出ていないのは明らかです。
今日は祝日なので、受験生向けに朝から教室をあけているのですが、10時のオープンと同時にやってきたメンバーの顔触れを見ると、やはり伸びている子ばかりだったりします。